「もがけ青春 本編」の記事一覧

プロローグ

  月よ……今宵は、なおも美しい ……その美を讃えよう   あの果てなき兵達をもってしても・・・

第1話  月明かりの森

  深夜、一台の軽自動車が房総半島と呼ばれる千葉県の南内陸部、山間の道路を走っていた。 運転している・・・

第2話  突きと激痛

  白い服装の男は、太郎の絶叫に耳をふさいだ。 「ちっ! うるせーなあ! 夜は静かにしなさいって、母・・・

第3話  いきなり駄目男

  「今日こそ、行ってみようかな?」 四月。その日、東京都内は桜が満開で、暖かな日差しが差し込んでい・・・

第4話  日本一になります

  道場になだれ込むと、中には白い空手の道着を来た道場生達。そしてその視線は一斉に太郎らに注がれた。・・・

第5話  相馬の部屋

  『なんで、今頃引っ越すの、あんたは?』 太郎は千葉の実家に住む母親に電話をしている。0今住んでい・・・

第6話  ロベルトは経験者?

  陽が傾きかけた頃に、部屋の中はようやく片付いてきた。近所の大型スーパーで購入した敷き布団を二枚敷・・・

第7話  これが空手の稽古

  岩村が更衣室から出てくると、緑色の帯を巻いていた。太郎が帯を見ているのに岩村は気付いた。 「あっ・・・

第8話  空手のオリンピック

  相馬の登場に、皆が立ちあがり挨拶をする。太郎とロベルトも立ちあがる。 相馬は、先ほどと同じく白の・・・

第9話  とにかく動け

  太郎とロベルトが、一階にある道場に降りると、あずさだけがいた。もう着替え終わり、道場を後にすると・・・

第10話  二人の弟子

  太郎が道場に入門して二週間が経った。だいぶ相馬や道場生にも慣れてきたようだった。 午前中の稽古を・・・

第11話  初心者大会開催

  入門してから約1ヶ月が経ち、初心者大会前日となった。最終的に二人ともビックミットを、3分5セット・・・

第12話  全日本のエース

  勝手もわからない会場内を彷徨う太郎。しかし、一箇所にじっとしてられない。胃が脈打つ。低く、荒い呼・・・

第13話  初試合

  試合場の周りには、空手着を身にまとった男達が集まっている。男達の視線の先には、大きなホワイトボー・・・

第14話  なんだこの差は

  「ひっく、ひっく……」 ようやく、涙が収まってきた。泣くと同時に始まるこのある種の痙攣は、しゃっ・・・

第15話  相馬の野望

  初心者大会が終わり、太郎らが所属する板橋道場にはロベルトの優勝カップが飾られた。金色に輝くそのカ・・・

第16話  近づく体重別

  開催が来月に迫る、第22回体重別全日本大会へ照準を合わせ、相馬が動き出す。 太郎とロベルトは、相・・・

第17話  いざ、大阪へ

  初心者大会後、相馬は自らが出場する第22回全日本大会に向け厳しい稽古を続けてきた。当然それに付き・・・

第18話  深夜のラーメン屋

  夕食を終え、各自部屋に戻っていった。相馬はシャワーを浴び、ベッドに横になる。ロベルトに一通りマッ・・・

第19話  伝説の王者

  突如襲う激痛。そして、息苦しさ。 ハッとし、気が付くと、顔の上に何かが乗っている。いったい何が起・・・

第20話  軽量級無敗の男

  総本山の面々から離れると、太郎の視界に見覚えのある顔が飛び込んできた。 「押忍。あそこの一団の中・・・

第21話  第22回体重別全日本大会開幕

  「さーて、そろそろかあ」 毛布にくるまっていた相馬は、むくりと起き上がり、身体を伸ばす。相馬が立・・・

第22話  勇気と愛と

  「あっ!そろそろ、相馬先輩を起こしに行かないとだな」 軽量級第一回戦は残り8試合残っていたが、中・・・

第23話  二人の天才

  第22回体重別全日本大会、二日目。4階級各64人、総勢256人のビッグトーナメントも、各階級8人・・・

第24話  王座の死守

  「ひさしぶりに体重別の二日目に残れたよ」 自身のあごひげをさすりながら、その男は相馬に近づいてき・・・

第25話  上段回し蹴り

  相馬の準備が整い、準決勝の舞台へ。 会場に入ると、会場には緊張感が漂っていた。檀上で行われている・・・

第26話  太郎vsロベルト

  7月、快晴。湿気を含んだ空気は、今後の猛暑を予感させる。 第22回体重別全日本大会から1ヶ月。相・・・

第27話  不動の憂い

  千葉県の南内陸部、房総半島の中心部ともいえるこの場所に、多くの車が詰め掛けていた。神覇館総本山。・・・

第28話  総本山

  千葉県、太平洋側のコンビナートが立ち並ぶ風景が続く。夕暮れの空は、オレンジ色に輝いている。 しば・・・

第29話  第37回全日本大会開催

  「みなさーん。朝ですよ」 岩村の優しい言葉により、太郎は目を覚ます。 「んんーん」 普段の汗臭い・・・

第30話  全日本の強豪

  開会式の時刻が近づき、会場もより活気づいてきた。選手入場のアナウンスが流れる頃には、客席はほぼ満・・・

第31話  恋のライバル?

  下村は、その体格と性格の通りパワフルな組手で相手選手を圧倒した。檀上から下りる際、反対コーナーで・・・

第32話  選手としてもう一度

  「ふえっ!」 太郎が目を覚ますと、窓から薄明りが差しこんでいた。時計を見ると、午前四時。 「頭が・・・

第33話  ロシアの刺客

  大会二日目。太郎とロベルトは、会場の端で、開会式を待つ。千葉房総の山頂にそびえたつ、この神覇館総・・・

第34話  負けられない戦い

  準々決勝進出者の紹介が終わると、さっそく試合が始まった。 まずは、前回大会第4位の大岩と、全日本・・・

第35話  伝説の対決と因縁の対決

  五十嵐は、自身が師範を務める熊本支部の道場生達から離れ、一人バルコニーで外の風に当たっていた。 ・・・

第36話  真っ向勝負

  医務室では、志賀が医者から三位決定戦出場の禁止を言い渡されていた。辻は、横になっている志賀の肩を・・・

第37話  先人たちの思い

  総本山道場の1階の奥にある大広間。押忍の掛け声とともに、屈強な男たちが部屋から続々と出てくる。 ・・・

第38話  三人目の男

  熱戦を終え、相馬は太郎とロベルトの稽古を再開した。その稽古内容も熾烈さを増してきた。午前中は一般・・・

第39話  清彦と神館長

  ―――――10年前 千葉房総半島 ある日の夕方総本山道場は、第6回世界大会が終わり、あわただしい・・・

第40話  東京都大会開幕

  1月に行われた3回目の昇級審査を終え、太郎とロベルトは共に5級に昇級し、黄色の帯を巻くことが許さ・・・

第41話  なるか初勝利

  相馬は開会式を終え、戻ってきた太郎とロベルトを呼んだ。 「わかってんな! お前らが今日まできつい・・・

第42話  死ぬ気でやってみろ

  上段回し蹴りによって、初戦を一本勝ちで飾った太郎は、放心状態のようなたたずまいで檀上から降りてく・・・

第43話  体重別全日本大会への切符

  太郎は息も絶え絶え、ふらつきながら壇上から下りてきた。ロベルトに肩を借り、会場端に腰を下した。あ・・・

第44話  中条との激突

  太郎は、呆然として壇上を下りてきた。 「太郎さん、すごい! 体重別に出れるんですよ!」 あずさも・・・

第45話  将来への不安

  太郎は、東京都大会で、トーナメントの怖さを知った。それは強い選手が必ずしも勝ち進めるとは限らない・・・

第46話  夜を駆け抜ける

  4月。太郎とロベルトが入門して、ちょうど1年が経った。 先日、4回目の昇級審査を終え、緑帯を手に・・・

第47話  夢じゃない!

  太郎は、かつてないシチュエーションに立たされた。酔って寝てしまったあずさを背負って夜の街。 「と・・・

第48話  特報神覇館

  地獄の拳立て10000回の罰を実施中の太郎とロベルト。ようやく2日目を終えたところである。二人は・・・

第49話  第23回体重別全日本大会開幕

  「来たな……ついに選手として」 6月。夏の日差しがまぶしい。   太郎らは第23回体重・・・

第50話  目覚めの薬

  サブアリーナに着いた太郎らは、昨年と同じ場所を陣取った。 相馬は着くなり、ロベルトに毛布を敷かせ・・・

第51話  進撃、相馬軍団

  ロベルトも一回戦を判定勝ちで突破した。太郎と違い、身体が固まることもなく、強烈な膝で相手を追い込・・・

第52話  全日本大会への切符

  太郎の試合が近づいて来た。反対側で待つ宮路は太郎の方を睨んでいる。太郎はそれを見て闘争心を上げて・・・

第53話  ロベルトの友情

  ホテルの部屋に入ると相馬はそのままベットに横になってしまった。 「相馬先輩ー、お風呂は入らないん・・・

第54話  全日本大会までに

  太郎、ロベルトの長い夜は明けた。 相馬らと一階の食堂に向かった。 「ロベ、おめー、ちゃんと寝たか・・・

第55話  プライドを捨てろ

  準々決勝、中量級では中条、軽重量級では五十嵐などがコマを進め、いよいよロベルトと志賀の戦いが始ま・・・

第56話  大人の階段

  「おらー、てめーら! どんどん喰えや! 太郎! お前は軽過ぎんだよ! そんなんで秋の全日本を勝ち・・・

第57話  カミングアウト

  特報神覇館の最新号が刊行されたとの情報が板橋道場に入った。さっそく、太郎、ロベルトは道場近くの書・・・

第58話  地獄のサーキット

  「起きろ! てめーら!」 竹刀の洗礼で文字通り叩き起こされる二人。 「ギャー! 押ー忍!」 「オ・・・

第59話  第38回全日本大会開幕

  昨年の、不動暁と相馬清彦との激闘から早くも1年が経過した。11月、今年も全日本大会開催の日がやっ・・・

第60話  全日本大会初試合

  『ゼッケン69番、水河太郎、東京!  ゼッケン70番、比嘉武志、沖縄! 』 正午過ぎ。ついに、太・・・

第61話  危機から学ぶもの

  ロベルトは文句なしの本戦判定勝ちで二回戦に進出。相馬は、一回戦最後の試合、重量級選手相手に上段膝・・・

第62話  あずさと志賀

  『それでは、これより、一日目を勝ち抜いた32名の選手達をご紹介いたします』   第38・・・

第63話  王者の実力

  目の前で構えている志賀を見ても、さして緊張していない。体重別重量級王者の山岸を倒した事で、ある程・・・

第64話  ふたりっきり

  医務室で横になり、目をつぶる太郎。 しかし寝ているフリだった。 すぐ隣には椅子に腰かけるあずさが・・・

第65話  相馬vsロベルト

  太郎とあずさが試合場に駆けつけた時には準々決勝最後の試合が始まろうとしていた。既に、大岩、下村、・・・

第66話  あこがれの空手家

  ――――――――― 5年前 房総半島、山間部。山間を一台のバンが走っている。運転するのは神奈川支・・・

第67話  深夜の決闘

  志賀が総本山に滞在するのは、高校の夏休みの1カ月間。その間、志賀は総本山内弟子達と厳しい稽古に明・・・

第68話  日本一の栄冠

  「(まだだ! まだ、勝てない! )」 志賀は1年間、体格差を利用して攻める稽古をしてきた。相馬よ・・・

第69話  浜辺にて

  3月。太郎は大学の成績表を受け取りに大学に来ていた。1浪を経て入学してから早4年が経っていた。前・・・

第70話  岩村の思い出

  第24回体重別全日本大会まで後1ヶ月と迫った5月の晴れやかな日。太郎とロベルトは岩村の車で総本山・・・

第71話  シフトチェンジ

  特報神覇館の軽量級選手特集。その取材は、総本山道場の一階で行われる。 太郎らが到着した時には、既・・・

第72話  第24回体重別全日本大会開幕

  道着に着替え、試合会場に向かう太郎。セコンドにはすでに世界大会の出場を決めている相馬とロベルト。・・・

第73話  太郎の快進撃

  『ゼッケン17番、水河太郎、東京! 』   太郎の一回戦が始まった。緊張はあるが、昨年・・・

第74話  ロベルトの謎

  「太郎! 随分余裕でベスト8に進んだな」 相馬に肩を叩かれ、笑顔の太郎。 「押ー忍、楽ではありま・・・

第75話  ノンアルコール

  「ちょっと、ロビーに行ってきます」 「なんだよ、寝れないのか」 「押忍……明日が本番なんで」 「・・・

第76話  掴め! 世界大会への切符!

  第24回体重別全日本大会も早くも二日目。各階級のベスト8が出そろった。 檀上には、32名の空手家・・・

第77話  軽量級の頂点へ

  会場横の広場で軽いシャドーを終えた太郎は、相馬、ロベルトとともに決勝の舞台へ向かう。 すると、廊・・・

第78話  葉月との出会い

  体重別全日本大会が行われていた大阪から東京に戻り、板橋道場の面々は池袋駅の近くにある中華料理屋で・・・

第79話  理性と本能の戦い

  「……俺は、何故ここにいる?」 太郎は、自分で入れたのであろうか、苦いお茶の入った茶碗をすすりな・・・

第80話  相馬への打診

  7月の蒸し暑い昼間。太郎とロベルトは稽古の合間にアイスを買いに出ていた。外の気温は32℃。歩いて・・・

第81話  レオナルドの限界組手

  ―――――――――――――――約2年半前の2月の真冬日。 千葉県房総にある神覇館総本山にぞくぞく・・・

第82話  相馬と二人の弟子

  深夜、レオナルドとの戦いを終えた相馬は総本山裏の森の中を歩いていた。 月明かりの強い満月の夜。 ・・・

第83話  アメリカからの訪問者

  11月初旬。世界大会まであと、数日。 太郎とロベルトは稽古後、道場でくつろいでいた。二人が見てい・・・

第84話  第9回世界大会開催

  その光景は、例年の全日本の時とは明らかに違って見えた。総本山道場脇のだだっ広い駐車スペースには所・・・

第85話  世界の強豪達

  ゼッケン32番、下村も順調に一回戦を勝ち進んだ。いつもは敵視している大阪勢だが、世界大会ともなる・・・

第86話  レオナルド登場

  『ゼッケン120番、ロベルト・フェルナンデス、日本! Number120 Roberto Fer・・・

第87話  日本選手達の敗戦

  初日の試合が全て終了し、256人いた選手達は128人に絞られた。12人の日本代表選手は全員二日目・・・

第88話  世界ベスト8への関門

  第9回世界大会最終日。試合は午後から開始される。 太郎は観客席から開会式を眺めていた。板橋道場か・・・

第89話  ロベルトとマイケル

  準々決勝が始まる前に、壇上には8人の選手達が並んだ。 無差別の大会にあって、相馬やマルチェロのよ・・・

第90話  無敗の男

  開始太鼓が鳴った瞬間に相馬がマイケルに突進する。大きく踏み込んで飛び横蹴りを放つ。しかも完全にマ・・・

第91話  再戦、世界王者

  準決勝、第一試合。アレクサンドルとヴィクトールの巨人対決。人間離れしている力と力の対決。試合場が・・・

第92話  約束

  相馬は、レオナルドとの死闘の後、三位決定戦にてヴィクトールを本戦優勢勝ちで下した。第三位が決定し・・・

第93話  芸人の入門

  12月。世界大会が終わり、板橋道場は平和な日々が続いていた。 最近、相馬は道場にいないことが多く・・・

第94話  初心者クラス開講

  太郎が受け持つことになった初心者クラスは、土曜日の午前中に設定された。相馬の独断とは言え、入門3・・・

第95話  第25回体重別全日本大会開催

  「太郎さん、何か飲みますか?」 「いや、今はいいよ」 太郎は、第25回体重別全日本大会参戦のため・・・

第96話  相馬の風邪

  例年に違わず、試合前日に大阪入りした板橋道場の一行。いつものホテルで明日の決戦に備える相馬、太郎・・・

第97話  大阪の夜

  太郎の選手宣誓の練習が終わり、皆が床に着いたのは午前0時を回った頃だった。太郎は緊張で眠れる気が・・・

第98話  選手宣誓

  いよいよ第25回体重別全日本の開会式が始まる。広い会場に4つの試合場が設置され、それぞれの壇上に・・・

第99話  こ、これが太郎先輩?

  正宗と合流し、今回は四人で行動することに。勿論、テレビカメラも同伴だ。 「ちっ!  おい、正宗よ・・・

第100話  太郎と隠岐

  大会二日目。準々決勝に進出した各階級八名づつ計32名が壇上で紹介される。 軽量級準々決勝には山城・・・

第101話  入門初日の宣言

  「俺っちもびっくりだぜ!  まさかあのへなちょこな太郎先生が日本一を決める戦いにのぞむことになろ・・・

第102話  中条と相馬

  「てめーら!  糞太郎の優勝で騒いでんじゃねー!  次は俺様の番なんだぜ!」 相馬は帯をきつく締・・・

第103話  全日本の王座

  重量級の決勝戦を待つ山岸の表情は暗く、緊張感に満ちている。その山岸を囲む総本山の道場生達にも重い・・・

第104話  神との面会

  山間を一台のバンが走る。運転するのは正宗。助手席には太郎。後ろには相馬とロベルト。 ちなみに今日・・・

第105話  運命が交錯した夜

  夜、総本山で太郎らの祝勝会が催された。普段の飲み会とは違い馬鹿騒ぎではないが温かく祝ってくれた。・・・

第106話  奥義の伝授について

  太郎とロベルトの昇段審査が近づくにつれ、稽古も厳しさを増してきた。 夜、いつものように道場近くの・・・

第107話  相馬の洗礼

  7月の中旬。ついに太郎とロベルトの昇段審査の前日となった。相馬は夕方、普段より早めに稽古を切り上・・・

第108話  夢と現実の狭間で

  「私達先に帰るよー」 美雪とあずさは帰り仕度を始めた。アルコールからソフトドリンクに変えていたあ・・・

第109話  昇段審査

  昇段審査当日の朝。スモラバ正宗は板橋道場に向かっていた。 「全く、とんでもない目にあったぜ」 昨・・・

第110話  ヴィンセント始動

  大会委員長で千葉支部師範の野口は、弟子の森とともにデンマークに来ていた。ここで開催される第7回ヨ・・・

第111話  いつもの風景

  秋晴れの日曜日。太郎とロベルトは稽古の休憩時間に二階のジムで特報神覇館を開く。来月開かれる第40・・・

第112話  第40回全日本大会開催

  太郎が車を運転する。助手席にはあずさが座っている。車内は太郎とあずさの二人きり。 第40回全日本・・・

第113話  万全の仕上がり

  第40回全日本大会初日。全国から集まった128人の猛者が壇上に終結する。太郎はゼッケン72番。ロ・・・

第114話  尊敬の念

  ロベルトも相馬も快勝で二回戦進出を決めた。 一回戦、一番試合を盛り上げたのは、イタリアのヴィンセ・・・

第115話  中条との再戦

  シードの位置にいる、今大会の目玉海外選手はゼッケン97番、デンマークのハンス・ミケルセンだ。昨年・・・

第116話  マルチェロの恨み

  太郎は第4回戦の相手が誰になるのか見届ける為に、壇上の下で試合を見る。全日本初出場の小美濃と総本・・・

第117話  初心者大会の借り

  第4回戦が進む。ロベルトは、中量級で20歳の新星、引地から中段回し蹴りの一本勝ちを収め、準々決勝・・・

第118話  八人の精鋭達

  元全日本王者の大岩は、身長188cm、体重120kgの超巨漢だ。不動の引退後の全日本を下村ととも・・・

第119話  世界レベルの恐怖

  志賀に死角は無かった。勢いに乗る塩田から中段蹴りで技ありを取り、快勝。準決勝進出を決める。 &n・・・

第120話  ヴィンセントとの死闘

  ヴィンセントは鋭い突きを打つが、蹴りまでつなげるようなコンビネーションはない。ヴィンセントの突き・・・

第121話  駆け引き

  「太郎ー、あと20秒ダヨー!」 「太郎の野郎……強くなったな!」 ヴィンセントと真正面からぶつか・・・

第122話  ラフプレー

  準々決勝、最後の試合は五十嵐vs相馬。実に8年ぶりの対戦となった。 相馬は高校生大会3連覇で一躍・・・

第123話  最強の遺伝子

  準決勝を前に、壇上の前では緊張の面持ちで試合を待つ志賀。先輩の辻が声を掛ける。 「とんでもないこ・・・

第124話  相馬vs太郎

  『それでは、準決勝第二試合を始めます。ゼッケン72番、水河太郎、東京!  ゼッケン128番、相馬・・・

第125話  結末

  『これより、第40回全日本大会、3位決定戦を行います!  ゼッケン1番、志賀創二、神奈川!  ゼ・・・

第126話  別れ

  全日本大会が終わり、1週間。 相馬は姿を現さなかった。 相馬が姿を消した当日、太郎は板橋道場の三・・・

第127話  眠れぬ夜

  板橋道場を飛び出したものの、太郎に行くあてはなかった。実家からは勘当されていたし、頼れる友人もい・・・

第128話  売れっ子芸人の部屋にて

  ほのかに漂う甘い香りに包まれながら、太郎はゆっくりと目を開いた。 壁に掛かっている時計を見ると、・・・

第129話  葉月の夢

  太郎は目を覚ます。横を振り向くと隣には葉月が寝ていた。 板橋道場を出てから初めての休日。 社会人・・・

第130話  クリスマス・イブの夜

  「タロちん、ごめんね。うちのおじいちゃんとっても怖いの」 葉月はクリスマス前に実家に帰省した。 ・・・

第131話  公務員受験生に

  中条と会った次の日。クリスマス当日に、太郎は早速行動に移した。   まずは予備校を回っ・・・

第132話  独りぼっちの年越し

  葉月はクリスマスから年明けまでを新潟の実家で過ごす。太郎は高級マンションで一人暮らし。 正宗は見・・・

第133話  お嫁にしてね

  「いってらっしゃい、タロちん」 今日は、太郎が公務員試験の勉強を始めてから、初の模擬試験の日だ。・・・

第134話  近づく試験本番

  4月になり、公務員試験もついに受験の出願の時期になった。 この日は、1週間前に受けた直前時期の模・・・

第135話  決心

  ついにその日が直前に迫ってきた。 東京都職員採用試験。明日が本試験の日。 太郎は受験自治体を一つ・・・

第136話  試験当日

  試験当日の朝がやってきた。 昨日は、葉月を怒らせてしまったかもしれない。少し気まずい朝だ。 &n・・・

第137話  合格祈願

  葉月の祖父はリビングにあるソファーに腰掛ける。葉月は祖父にお茶を淹れる。 「いや、突然来てすまな・・・

第138話  五月の夜風

  夜、祖父を駅まで送り届け、葉月は部屋に戻ってきた。やはり、そこには太郎の姿はなかった。 太郎が勉・・・

第139話  さまよい

  昼は、電車に揺られ、夜はインターネットカフェで過ごす毎日。行く先は定まっていない。  ・・・

第140話  太郎先生

  朝、太郎は新宿に向かい、江の島行きの電車に乗り込んだ。このまま、住居もなくさまよっていたのでは何・・・

第141話  川の流れ

  太郎が働く喫茶店は、朝の6時から、夕方5時までが営業時間だった。 終了時間が早いと太郎は思ったが・・・

第142話  ライバル再び

  最近の太郎は、4時半に目覚る。 開店の準備をする前に、朝ごはんを用意するためだ。太郎は、着替えを・・・

第143話  強力タッグ

  太郎は、コート姿の男の背後に回り込む。 間違いない。この怪しさ満点の大男は志賀だ。 やはり郁美達・・・

第144話  幸せになってほしい

  7月中旬、太郎は模試の結果を受け取りに新横浜の予備校へ来ていた。勿論、予備校に通うお金はないので・・・

第145話  中条の決断

  11月中旬。 店を閉めた後、太郎は、誰もいなくなった喫茶店で、携帯を取り出した。中条に電話をする・・・

第146話  模試の帰り道

  今冬の初雪は、関東では、珍しく2月だった。 その日、日曜日にマスターから休暇をもらい、太郎は東京・・・

第147話  最後のチャンス

  5月、公務員筆記試験の本番の日がやってきた。朝、マスターと郁美といつもどおりに朝食をとる。 「太・・・

第148話  君は一人じゃない

  『そうか、筆記試験は受かったか!』 電話の向こうで、中条の上ずった声が聞こえた。太郎は無事、『東・・・

第149話  深夜の庁舎

  中条、正宗、森は、新宿西口に集合していた。三人は、太郎を通じて知り合い、連絡を取り合う仲になって・・・

第150話  あの頃へは戻れない

  新宿の居酒屋で四人は大騒ぎ。周りでは、売れっ子芸能人のスモラバ正宗をちらほら見る者もいるが、そこ・・・

第151話  信じてる!

  四人のいる席と、隣の席との間には大きな仕切りがあり、姿は確認出来ないが、間違いない。声も聞いたこ・・・

第152話  孤独な再開

  「ただいまー」 夕方、郁美が大学から帰宅した。 「おかえりなさい」 太郎は、店の後片付けをしてい・・・

第153話  報告

  「おお、そうか。結構余裕だったんだな。終わったらまた報告してな」 森からの電話を切る。 &nbs・・・

第154話  再会

  突然の訃報だった。 大会の行われた数日後、通夜が総本山にて行われるらしい。話を聞いたマスターは太・・・

第155話  涙の拳

  相馬、確かに相馬だ。うつろな目で太郎を見つめる。   「久しぶりだな。元気だったか?」・・・

第156話  総本山での思い出

  神の葬儀が終わった後、副館長であった不動は、42歳の若さで正式に神覇館の二代目館長に就任した。 ・・・

第157話  限界組手

  年が明けて1月、総本山に屈強な男達が集まる。 海外最強選手、アメリカ支部のロベルト・フェルナンデ・・・

第158話  相馬軍団再び

  「ロベ……」   ロベルトはゆっくりと会場に入って来た。太郎と出会った頃は丸みを帯びて・・・

第159話  彼氏作るかんね!

  「太郎先生、お手紙届いてるよー」 郁美の声で目を覚ました。 高校の時の同窓会があるということで、・・・

第160話  太郎の新天地

  3月。 太郎、出発の日がやってきた。 太郎が勤務する山海原諸島には、飛行機で行くことが出来ないた・・・

第161話  山海原島道場

  太郎は、3月から湘南にある喫茶店を離れ、山海原島で生活している。 借家は1階と2階が使えるメゾネ・・・

第162話  太郎復活

  太郎と森は、本格的に夜の浜辺で稽古を始めた。 砂浜での走り込み、基礎体力、そしてシャドー。 全日・・・

第163話  第28回体重別全日本大会開催

  6月。太郎は、体重別全日本大会前日に大阪入り。会場の近くのホテルで一息つく。 「うー、やっと着い・・・

第164話  相馬軍団復活

  第28回体重別全日本大会当日。会場に入ると板橋道場の道場生達が集まっていた。懐かしい面々が太郎に・・・

第165話  王者達との戦い

  第28回体重別全日本大会二日目。各階級を勝ち進んだ、32人の強豪達が壇上に並んだ。 太郎は軽量級・・・

第166話  5年越しの対戦

  サブアリーナを出た宮路は、大阪支部の道場生と共に壇上へ向かう。セコンドには元全日本王者の下村がつ・・・

第167話  太郎vs辻

  「太郎先輩!」 声に振り向くと正宗が立っていた。スーツ姿だ。 「実は、俺っち、選手紹介やってんス・・・

第168話  世界大会代表決す

  壇上から降りた太郎は視界が揺れる。辻との死闘で、体力を全て使い果たしたようだ。森に肩を借りて、何・・・

第169話  何故だ?

  山海原島。その日、森はアルバイトが休みだった。太郎とともに世界大会に出場が決まったとあって、俄然・・・

第170話  超人への道

  「……押忍」 太郎はうつむき、か細く返事をしたのみだった。しかし、隠岐の言葉に声を荒げたのは森だ・・・

第171話  世界最大トーナメント決定

  8月。世界大会まで残り3ヶ月。 超人化計画がスタートしてから2ヶ月が経っていた。 バーベル稽古、・・・

第172話  打たれ強く

  残暑の続く9月。 いつものように、1時間の集中稽古を終えた太郎は、隠岐の道場から帰宅する。 「い・・・

第173話  いざ、決戦の地へ

  11月。 太郎は、森とともにフェリーの中にいた。 第10回世界大会参戦の為に総本山に向かっている・・・

第174話  第10回世界大会開幕

  開催初日、総本山の武道場は世界各国の人々でごった返していた。入口を入ると、大きくトーナメント表が・・・

第175話  動かぬ身体

  「しかし、世界大会は相手選手の名前が分かってもどんな奴か検討がつかないなあ」 太郎はトーナメント・・・

第176話  耐久力

  世界大会二日目。依然、異常なまでの盛り上がりを見せる会場内。 有名な選手達は皆、危なげない試合内・・・

第177話  覚醒

  『ゼッケン49番、アルベルト・ブルクハルト、スイス!  ゼッケン56番、水河太郎、日本!  Nu・・・

第178話  運命の日

  太郎はゆっくりと目を覚ました。 「ここは……どこだ?」 目の前は真っ暗で何も見えない。だが布団の・・・

第179話  アレキサンドルvs相馬

  『それでは、最終日に残りました選手の皆さまはサブアリーナ横の廊下にお並び下さい。Then, ev・・・

第180話  太郎vsイワン

  イワン・アレンスキーは、太郎が入門間もない頃に、全日本に海外の刺客として出場しており、猛威を奮っ・・・

第181話  総本山対決

  サブアリーナから、総本山道場生達が武道場に移動し始めた。 先頭に立つのは高畑だ。その後ろを山岸が・・・

第182話  相馬vs志賀

  相馬と志賀は深夜の決闘を含めれば、これまで3度戦っている。しかし、志賀は相馬に一度も勝った事が無・・・

第183話  太郎vsマルチェロ

  相馬が壇上から降りてくる。 腕を組みながらマルチェロは、大歓声に送られる相馬を眺めていた。 「ヴ・・・

第184話  世界最強の八人出揃う

  「太郎先輩……自分の分まで頑張って下さい」 森は太郎に頭を下げた。森は世界大会初出場ながらベスト・・・

第185話  太郎vs志賀

  初心者大会で出会って以来、常に太郎にとって目標の一人であり、ライバルであった志賀。 5年前の全日・・・

第186話  時を超えて

  準々決勝は、4試合全てが本戦で決着がついた。 ロベルトはヴィクトールに圧勝。 マイケルもヴィンセ・・・

第187話  太郎vsロベルト再び

  ついに太郎とロベルトとの対決が始まった。 二人が試合で戦うのは二度目。最初の試合は、道場の昇給審・・・

第188話  判定の行方

  大会実行委員長の野口は、大会執行部の席で太郎とロベルトの試合に見入っていた。 「凄い。なんて凄い・・・

第189話  あの日と同じ

  ロベルトと太郎の前に、山のように盛られた8枚の板。 まるで木の塊のようだ。   『では・・・

第190話  約束の場所

  あずさは武道場の端の廊下をとぼとぼとうつむいて歩いている。 「何で……何で、私は……」 あずさの・・・

第191話  最短距離

  俺は……俺は……あれ、ライトが見える。   武道場? 武道場の天井か? 何でそんなもの・・・

第192話  すれ違い

  ロベルトとの死闘をくぐりぬけ、太郎は森と隠岐の元へ走った。 隠岐は、師範席にはおらず、一階観客席・・・

第193話  演武

  「と、言う訳なんだよ」 「うーむ」 大会幹部席の中央に座る、不動の元に野口が相談に来ていた。 「・・・

第194話  満月への願い

  太郎は、あずさと試合場にやってきた。 太郎は、試合場を見て唖然とした。 「あれ? 何で相馬先輩と・・・

第195話  最後の決戦

  二人の男が壇上で正面を見据え、自然体で立つ。たくさんのフラッシュが二人に浴びせられる。 最強の男・・・

第196話  一進一退

  本戦の終了太鼓が鳴り響く。 観客の全員が、ふうっと一息を入れ、椅子に座り直す。それほどまでに息つ・・・

第197話  戦いの果て

  延長戦はお互いに技ありを取り合う凄まじい戦いであった。 判定は、0-0の引き分け。 決着は、再延・・・

第198話 (最終話)  月の光の下で

  会場がどよめく。 太郎は倒れたまま、ピクリとも動かない。 医務スタッフが駆け付ける。 &nbsp・・・

あとがき

  「もがけ青春」をお読みいただき、本当にありがとうございました。 当作品をお読みいただいている皆様・・・

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